主婦・主夫のパートの履歴書|ブランクの書き方と志望動機・シフト希望の例文

この記事の結論
主婦(主夫)のパートの履歴書では、仕事を離れていた期間を職歴の欄に書く必要はありません。昔の職歴は「結婚のため退社」のように書き、志望動機では家事や子育てで身についたことを仕事に結びつけます。本人希望記入欄には、子育てなどの事情に合わせて働ける曜日と時間帯を具体的に書きます。
パートの採用で見られていること
主婦(主夫)の方がパートに応募するとき、採用する側が見ているのは、決まった時間に安定して働けるかと、仕事に前向きに取り組めるかの2つです。
パートを募集しているお店や会社の多くは、平日の日中など、学生が入りにくい時間帯の人手を求めています。子育てや家事と両立しながら決まった時間に働ける人は、まさに求められている人材です。ブランクがあることを引け目に感じる必要はありません。
履歴書では、次の3つを意識して書くと、その強みが伝わります。
- 職歴は、昔の経歴も含めて正確に書く
- 志望動機で、家事や子育てで身についたことを仕事に結びつける
- 本人希望記入欄で、働ける曜日と時間帯を具体的に書く
仕事を離れていた期間(ブランク)の書き方
結婚や出産、子育てで仕事を離れていた期間は、職歴の欄に何も書かなくてかまいません。職歴は「働いた経歴」を書く欄なので、働いていない期間は空いたままで問題ありません。これはパート・アルバイトで応募する場合です。正社員として応募する場合は、空いた期間の理由を短く書き添えるのが一般的です。
昔の勤め先を辞めた理由は、書いても書かなくてもかまいません。書く場合は、次のように短く書きます。
記入例
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 職歴 | ||
| 2010 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
| 営業事務として受発注・電話応対を担当 | ||
| 2016 | 3 | 結婚のため退社 |
| 2022 | 4 | 株式会社△△ △△店 入社(パート) |
| レジを担当 | ||
| 2023 | 3 | 転居のため退社 |
| 以上 |
「結婚のため退社」「出産のため退社」「転居のため退社」のように理由を書くと、ブランクの理由が一目で分かります。理由を書きたくなければ「一身上の都合により退社」でもかまいません。
昔の学歴・職歴を正確に書くには
学校を卒業したり、会社を辞めたりしてから時間がたっていると、年月があいまいになりがちです。次の方法で確かめられます。
- 学歴:生まれた年から計算できます。4月2日〜12月31日生まれなら、中学校の卒業は生まれた年の16年後の3月です。くわしくは学歴はいつから書くかで説明しています。
- 職歴:年金の記録(ねんきんネットや、ねんきん定期便)を見ると、勤めていた会社と期間が確かめられます。
- 会社名が変わっている:勤めていた当時の名前で書き、「(現 株式会社〇〇)」と今の名前を添えます。
昔のパートやアルバイトがたくさんある場合は、全部書く必要はありません。応募する仕事に近いものや、長く続けたものを選んで書きます。
パートの職歴が多いときのまとめ方
引っ越しや子どもの成長に合わせて、パートをいくつも経験してきた方もいます。職歴の欄は行数が限られているので、全部を書くと欄があふれてしまいます。次の順で選んで書きます。
- 応募する仕事に近いパート(スーパーに応募するなら、小売の経験)
- 長く続けたパート(1年以上など)
- いちばん最近のパート
同じ会社で店舗だけが変わった場合は、1社として書き、「〇〇店へ異動」と添えれば行数を節約できます。書かなかったパートがあっても、うそを書いたことにはなりません。面接で「ほかにも短期間のパートをいくつか経験しています」と伝えれば十分です。これはパート・アルバイトで応募する場合で、正社員として応募する場合は、職歴を省かずにすべて書くのが基本です(履歴書の職歴が多いときの書き方)。くわしい書き方は職歴の書き方で説明しています。
志望動機の書き方と例文
主婦(主夫)の方の志望動機は、「なぜ今働くのか」「なぜこのお店なのか」「何を活かせるか」の3つを、合わせて3〜5文で書くとまとまります。
家事や子育ての経験は、仕事でも活かせることがたくさんあります。たとえば、次のような経験です。
- 毎日の献立を考え、限られた時間で食事を用意してきた → 段取りよく作業できる
- 家計を管理してきた → お金の計算を正確にできる
- PTAや地域の活動で、ほかの保護者と協力してきた → 人と協力して仕事ができる
例文(スーパー)
子どもが小学校に上がり、平日の日中に働ける時間ができたため応募しました。貴店は日ごろから買い物で利用しており、売り場の配置にも慣れています。以前は事務の仕事で数字の確認を丁寧に行ってきたので、レジの正確さに活かせると考えています。
例文(飲食店のキッチン)
子育てが落ち着き、これまで家庭で毎日続けてきた料理の経験を仕事に活かしたいと考えて応募しました。限られた時間で複数の料理を同時に仕上げることには慣れています。ランチの時間帯を中心に、長く働きたいと考えています。
本人希望記入欄の書き方と例文
子育てや家事と両立するために条件がある場合は、本人希望記入欄に働ける曜日と時間帯を具体的に書き、理由を一言添えます。
記入例(子どもの送迎がある)
勤務可能日:月〜金 9時〜14時
子どもの送迎のため、14時以降と土日祝日の勤務は難しい状況です。
週4日程度の勤務を希望します。
記入例(扶養の範囲で働きたい)
勤務可能日:火・水・木 10時〜15時
扶養の範囲内での勤務を希望いたします。
子どもの急な発熱などで休む可能性がある場合は、面接で「家族の協力が得られるときは出勤できます」「その場合は早めに連絡します」のように、どう対応するかを伝えると、採用する側も安心できます。履歴書に書く必要はありません。
資格欄と、家庭で身につけたこと
免許・資格の欄には、取得した資格を正式な名前で書きます。昔取った資格でも、期限のないものはそのまま書けます。
- 普通自動車第一種運転免許:配達や移動がある仕事では役立ちます。AT限定なら「(AT限定)」と添えます。
- 簿記・パソコンの資格:事務のパートでは評価されます。「日商簿記検定2級 合格」のように書きます。
- 調理・栄養の資格:調理師、栄養士などは、飲食店や給食の仕事で強みになります。
資格がない場合は「特になし」で問題ありません。家事や子育ての経験は資格欄には書かず、志望動機の欄で伝えます。たとえば、PTAの役員で会計を担当した、地域の行事で受付を手伝った、といった経験は、具体的に書くと仕事への姿勢が伝わります。
面接でよく聞かれること
主婦(主夫)の方のパートの面接では、次のような質問がよくあります。履歴書に書いた内容とそろえて答えられるよう、準備しておきましょう。
- 「子どもが急に熱を出したときはどうしますか」:家族やほかの人の助けを借りられるか、休む場合はどう連絡するかを答えます。「その場合は、できるだけ早くご連絡します」と伝えるだけでも印象は変わります。
- 「長期休みはどうしますか」:子どもの夏休み・冬休みに働ける時間が変わるなら、正直に伝えます。
- 「どれくらい続けたいですか」:長く働く予定であれば、そう伝えます。パートの採用では、長く続けてくれる人が歓迎されます。
- 「ブランクがありますが、大丈夫ですか」:「新しいことを覚えるのは苦になりません」「最初はメモを取りながら覚えます」のように、前向きな姿勢を伝えます。
履歴書バイトで作る場合
このサイトの作成ツールは、スマホで入力でき、入力した内容はその場で保存されます。家事や子育てのすきま時間に、少しずつ進められます。
- 学歴:生年月日を入れてから「生年月日から自動計算する」を押すと、入学・卒業の年月が入ります。学校名は正式な名前に書き換えてください。
- 職歴:PDFでは、入力した会社名のあとに「入社」「退社」が付きます。「結婚のため退社」のように理由を書く欄はないので、理由を伝えたい場合は志望動機の欄で触れてください。
- シフト:「バイト用」の様式なら、勤務できる曜日を押して選び、希望する時間・週の勤務日数を入力できます。「扶養の範囲内で」のように文章で伝えたいことは、志望動機の欄の最後に添えるか、本人希望欄のある「写真あり」の様式を選んでください。