パート・バイトの本人希望欄の書き方|平日のみ・土日のみなど状況別の例文

この記事の結論
パート・アルバイトの本人希望記入欄には、勤務できる曜日と時間帯、週の勤務日数、勤務を始められる日を具体的に書きます。「平日のみ」などの条件は理由を長く書かず、働ける範囲を数字で示します。「貴社の規定に従います」だけで終わらせないことが大切です。
アルバイトでは、本人希望記入欄がいちばん読まれる
正社員の応募では「貴社の規定に従います」とだけ書くことが多い本人希望記入欄ですが、アルバイト・パートでは事情が違います。お店が採用を決めるときにいちばん知りたいのは、この人がシフトのどこに入れるかだからです。
同じくらいの経験の応募者が2人いたら、人が足りない時間帯に入れる人が選ばれます。本人希望記入欄は、その判断の材料をいちばん直接的に伝えられる欄です。空けたり、決まり文句だけで終わらせたりするのはもったいない欄だと考えてください。
お店は「足りない時間帯」を埋めたい
アルバイトを募集しているお店には、たいてい人が足りない時間帯があります。飲食店なら夕方から夜、スーパーなら朝の品出しや夕方のレジ、コンビニなら深夜や早朝といった具合です。求人の「勤務時間」や「歓迎する人」の欄を読むと、どの時間帯を埋めたいのかが見えてきます。
- 「土日祝に入れる方歓迎」→ 週末の人手が足りない
- 「17時以降に入れる方優遇」→ 夕方から夜が足りない
- 「朝6時〜9時の短時間OK」→ 朝の品出しやモーニングの人手が足りない
自分が働ける時間帯の中に、お店が求めている時間帯が含まれているなら、その時間帯を本人希望記入欄の最初に書きます。たとえば「土日祝日歓迎」の求人に応募するなら、平日の希望より先に「土日祝日は終日勤務できます」と書くと、読む人の目に止まります。
反対に、求人が求めている時間帯にまったく入れない場合は、応募する前に、その時間帯以外でも働けるかどうか、お店に問い合わせておくと確実です。
書く項目は4つ
アルバイト・パートの本人希望記入欄に書くことは、次の4つです。
- 勤務できる曜日:「月・水・金」「平日のみ」など
- 勤務できる時間帯:「17時〜22時」「9時〜15時」など
- 週の勤務日数(または時間):「週3日程度」「週20時間以内」など
- 勤務を始められる日:「11月1日から」「即日可」など
募集している職種が複数あるときは、その前に希望職種を1行目に書きます。
基本の記入例
ホールスタッフを希望いたします。
勤務可能日:月・水・金 17時〜22時、土 10時〜18時
週3〜4日の勤務を希望します。
11月1日から勤務できます。
時間は「夕方」「夜」ではなく、「17時〜22時」のように数字で書きます。お店ごとに「夕方」の意味が違うため、数字のほうが確実に伝わります。
状況別の例文
平日のみ働きたい(子育て中など)
記入例
勤務可能日:月〜金 9時〜15時
子どもの送迎のため、土日祝日と15時以降の勤務は難しい状況です。
週4日程度の勤務を希望します。
働けない理由は短く1文で十分です。理由を書いておくと、「わがままな条件」ではなく「事情のある条件」として受け取ってもらえます。
土日のみ働きたい(平日は学校・本業がある)
記入例
勤務可能日:土・日・祝日 終日
平日は学校があるため、土日祝日を中心に勤務を希望します。長期休暇中は平日も勤務できます。
長期休暇のように「この時期だけは多く入れる」という情報は、お店にとってありがたい情報です。書いておくと評価につながります。
扶養の範囲内で働きたい
記入例
勤務可能日:火・水・木 10時〜14時
扶養の範囲内での勤務を希望いたします。
年収の上限の金額を書く必要はありません。扶養の基準は家庭の状況や制度の変更で変わるので、「扶養の範囲内で」と書いておき、具体的な日数・時間は面接で相談するのが確実です。
学生でテスト期間がある
記入例
勤務可能日:月・木 17時〜22時、土 終日
7月と1月の試験期間(各1週間程度)は、勤務を控えさせていただきたいと考えています。
働けない時期が決まっているなら、採用されてから伝えるより、最初に書いておくほうが信頼されます。
いつでも入れる
記入例
曜日・時間帯は問いません。週5日、早朝・深夜を含めて勤務できます。即日勤務可能です。
「いつでも」とだけ書くより、「早朝・深夜も可」「週5日」のように範囲を書くと、本当に柔軟に入れる人だと伝わります。
伝わる書き方のコツ
曜日と時間帯は、組み合わせで書く
「月・水・金」「17時〜22時」と別々に書くと、すべての曜日でその時間に入れるのか、曜日によって違うのかが分かりません。曜日によって時間が違うなら、曜日と時間帯を組み合わせて書きます。
記入例
月・水 17時〜22時
金 18時〜22時
土 9時〜18時
「最低これだけ」と「最大これだけ」を書く
週の勤務日数は「週3日」と1つの数字で書くより、「週2〜4日」のように幅をもたせて書くと、お店がシフトを組みやすくなります。「繁忙期は週5日まで可能です」のように、多く入れる場合の上限も書いておくと親切です。
勤務を始められる日は、具体的な日付で
「すぐに働けます」より、「11月1日から勤務できます」「即日勤務可能です」のように、はっきり書きます。今の仕事を辞めてから働く場合は、退職の予定日の翌日以降の日付を書きます。引っ越しや学校の予定がある場合は、その予定も考えて日付を決めます。
希望と「できないこと」を分けて書く
「できれば平日がいい」という希望と、「土日はどうしても働けない」という条件は、意味が違います。どうしても無理なことは「〜は難しい状況です」とはっきり書き、そうでない希望は「〜を希望します」と書き分けると、お店も相談しやすくなります。
やらないほうがよい書き方
- 「貴社の規定に従います」だけ:正社員の書き方としては定番ですが、アルバイトでは情報がゼロになります。勤務できる曜日と時間帯を書いたうえで、最後に添える程度にします。
- 条件をたくさん並べる:「時給〇円以上、駅から5分以内、休憩は〇分」などを並べると、条件で選んでいる印象になります。働ける範囲だけを書きます。
- 求人の勤務時間と合わない希望を書く:求人が「17時〜22時の中で4時間以上」なら、その範囲の中で書きます。合わない場合は、応募する前に問い合わせるほうが確実です。
採用されたあとに、働ける時間が変わったら
学校の時間割が変わる、子どもの預け先が変わるなど、採用されたあとに働ける時間が変わることもあります。そのときは、シフトを組む前に、早めに店長やシフトの担当者に伝えます。
履歴書に書いた希望は、採用の時点での約束のようなものです。変わること自体は珍しくありませんが、急に伝えるとお店が困ります。「来月から火曜日は難しくなります」のように、いつから、何が変わるのかをはっきり伝えると、お店も調整しやすくなります。
反対に、働ける時間が増えたときも伝えておくと、シフトに入る回数を増やしてもらえることがあります。
履歴書バイトで作る場合
このサイトの作成ツールで「バイト用」の様式を選ぶと、本人希望記入欄の代わりに、「就労を希望する曜日・時間帯」の欄が履歴書に入ります。最後の「シフト・希望条件」の画面で、次のように入力します。
- 勤務できる曜日:月〜日のボタンを押して選びます。選んだ曜日に、PDFの表で○が付きます。
- 希望する時間:「平日 17:00〜22:00 / 土 9:00〜18:00」のように、曜日ごとに書けます。
- 勤務開始できる日:「即日可」「11月1日から」など。
- 週の勤務日数:「週3〜4日程度」など。
「扶養の範囲内で」「試験期間は控えたい」のような文章で伝えたい事情は、バイト用の様式では書く欄がありません。その場合は、志望動機の欄の最後に1文で添えるか、自由に書ける本人希望欄がある「写真あり」の様式を選んでください。