バイトの履歴書の希望職種の書き方|どこに書くかと、求人別の例文

この記事の結論
アルバイトの履歴書に希望職種を書く専用の欄はありません。本人希望記入欄の1行目に「ホールスタッフを希望します」のように、求人に書かれている職種名のまま書きます。どちらでもよい場合は「ホール・キッチンのどちらでも構いません」と書くと、採用の幅が広がります。
希望職種は、本人希望記入欄の1行目に書く
厚生労働省が示している履歴書の様式例には、「希望職種」という名前の欄はありません。希望職種は、本人希望記入欄に書きます。この欄の見出しには「特に給料・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望などがあれば記入」とあり、職種の希望を書く場所として用意されています。
書く位置は1行目がおすすめです。本人希望記入欄には、シフトの希望や勤務を始められる日なども書くため、職種を最初に書いておくと、読む人が「どの持ち場の応募か」をすぐにつかめます。
記入例(本人希望記入欄)
ホールスタッフを希望いたします。
勤務可能日:月・水・金 17時〜22時、土 終日
11月1日から勤務できます。
市販の履歴書の中には「希望職種」の欄が別にあるものもあります。その場合は、その欄に職種名だけを書き、本人希望記入欄にはシフトなどの希望を書きます。
職種名は、求人に書かれている表記のまま書く
希望職種は、求人に書かれている職種名をそのまま使います。求人に「ホールスタッフ」とあれば「ホールスタッフ」、「接客スタッフ」とあれば「接客スタッフ」です。自分で言い換えると、どの募集への応募なのかが分かりにくくなります。
求人の表記と、希望職種の書き方(記入例)
| 求人の表記 | 希望職種の書き方 |
|---|---|
| ①ホールスタッフ ②キッチンスタッフ | ホールスタッフを希望いたします。 |
| レジ・品出しスタッフ | レジ・品出しスタッフを希望いたします。 |
| 販売スタッフ(レディース) | 販売スタッフ(レディース)を希望いたします。 |
| 仕分け・ピッキング | 仕分け・ピッキングの仕事を希望いたします。 |
ひとつの求人で同じお店の別の時間帯(朝・昼・夜)を募集していることもあります。その場合は、職種と一緒に時間帯も書いておくと、どの枠に応募しているかがはっきりします。
職種が複数ある求人では、どう書くか
飲食店の「ホール・キッチン」、スーパーの「レジ・品出し・惣菜」のように、ひとつの求人で複数の職種を募集していることはよくあります。このときの書き方は、希望の強さで3通りに分かれます。
どうしてもこの職種がいい
記入例
キッチンスタッフを希望いたします。調理の専門学校に通っており、仕込みや盛り付けの経験を活かしたいと考えています。
理由を一言添えると、わがままではなく、経験を活かしたい意思として伝わります。
できればこの職種がいいが、ほかでもよい
記入例
ホールスタッフを希望いたしますが、キッチンでも構いません。
どちらでもよい
記入例
ホール・キッチンのどちらでも構いません。
お店の側から見ると、どの持ち場にも入れる人は、シフトを組みやすい人です。こだわりが特にないなら、「どちらでも構いません」と書くほうが採用の幅は広がります。
求人に職種が書かれていないとき
小さなお店の求人では、「スタッフ募集」とだけ書かれていて、職種が分かれていないことがあります。この場合は、無理に職種名を作らず、「店舗スタッフを希望いたします」のように求人の言葉をそのまま使います。
やりたい仕事がはっきりしているなら、「店舗スタッフを希望いたします。特に接客の仕事に携わりたいと考えています」のように、希望を1文添えます。お店のほうで決めてほしいなら、「業務内容はお任せいたします」と書いてもかまいません。
希望職種に理由を添えると、伝わり方が変わる
希望職種は、職種名だけでも伝わります。ただ、理由が一言あると、採用担当者が「この人をこの持ち場に入れたら活躍しそうだ」と想像しやすくなります。理由は長くする必要はなく、1文で十分です。
- 経験がある:「前のアルバイトでもレジを担当していたため」
- 学んでいることがある:「栄養士の資格取得を目指しているため」
- 体力や時間の事情:「立ち仕事に慣れているため、品出しを希望します」
志望動機の欄と内容が重なる場合は、本人希望記入欄では職種名だけにして、理由は志望動機の欄に書きます。同じことを2回書くと、欄が埋まっているのに情報が少ない履歴書になります。
よくある職種と、書き添える理由の例
アルバイト・パートの求人でよく見る職種と、その仕事で見られやすい点、希望職種に添える理由の例をまとめました。理由は、自分の経験や性格のうち、その仕事に近いものを1つ選んで書けば十分です。
職種別の早見表(理由は記入例)
| 職種 | 主な仕事 | 理由の例 |
|---|---|---|
| ホール・接客 | 案内・注文・配膳・会計 | 人と話すことが好きで、文化祭で呼び込みを担当したため |
| キッチン・調理補助 | 仕込み・調理・盛り付け・洗い場 | 家で毎日料理をしており、手早く作業することが得意なため |
| レジ | 会計・袋詰め・電子マネー対応 | 前のアルバイトで2年間レジを担当していたため |
| 品出し・陳列 | 商品の補充・前出し・検品 | コツコツした作業が好きで、立ち仕事にも慣れているため |
| 販売(アパレル等) | 接客・試着の案内・たたみ・レジ | 服が好きで、お客様に合う組み合わせを提案したいため |
| 軽作業・倉庫 | 仕分け・ピッキング・梱包 | 人と話すより、黙々と作業するほうが力を出せるため |
| コールセンター | 電話での案内・受付 | 落ち着いて話すことができ、聞き取りやすいと言われるため |
理由は、立派なものである必要はありません。「得意だから」「慣れているから」「好きだから」のどれかに当てはまる事実を、具体的に1つ書くだけで伝わり方が変わります。
面接で希望職種を聞かれたら
履歴書に希望職種を書いても、面接で「どの仕事をやりたいですか」と聞かれることはよくあります。答えは、履歴書に書いた内容と同じにします。書いた内容と違うことを言うと、どちらが本当の希望なのか分からなくなるためです。
「どちらでも構いません」と書いた場合は、面接で「強いて言えばどちらがいいですか」と聞かれることがあります。そのときに答えられるよう、自分がどちらに向いているかを考えておきます。
答え方の例
どちらでも構いませんが、強いて言えばホールを希望します。人と話すことが好きなので、お客様と接する仕事のほうが力を出せると思います。キッチンが忙しい時間は、そちらもお手伝いしたいです。
お店の側から「キッチンをお願いしたい」と言われることもあります。希望と違っても、すぐに断らず、「やったことはありませんが、覚えたいです」と答えられると、採用につながりやすくなります。
やらないほうがよい書き方
- 「何でもやります」だけ:意欲は伝わりますが、どの職種に入れてよいかの判断材料になりません。求人にある職種名を並べて「どちらでも構いません」と書きます。
- 求人に無い職種を書く:「ホール」の募集に「レジ担当を希望」と書くと、求人を読んでいないと受け取られます。
- 希望職種だけ書いて、シフトの希望を書かない:アルバイトでは、いつ働けるかがいちばん大事な情報です。職種の下に、勤務できる曜日と時間帯を必ず続けます。シフトの書き方は本人希望記入欄の書き方で詳しく説明しています。
履歴書バイトで作る場合
このサイトの作成ツールには、様式が3つあります。希望職種をどこに書くかは、選んだ様式で変わります。
- 「写真あり」「写真なし」の様式:最後の「シフト・希望条件」の画面に本人希望欄があります。1行目に希望職種を書き、続けてシフトの希望を書きます。
- 「バイト用」の様式:本人希望記入欄の代わりに「就労を希望する曜日・時間帯」の欄が入ります。曜日・希望する時間・勤務開始できる日・週の勤務日数は書けますが、自由に書ける本人希望欄はありません。希望職種を書きたいときは、志望動機の欄の最後に1文で書くか、「写真あり」の様式に切り替えてください。
様式は、入力の途中でも画面上部のボタンで切り替えられます。