バイトの履歴書の書き方|欄ごとの例文と、お店が見ているところ

お店の人が履歴書を見るとき、働ける時間と、経験や人柄を見ていることを虫めがねで示した図

この記事の結論

アルバイトの履歴書で採用担当者がまず見るのは、いつ・どれくらい働けるかと、仕事に合った経験や人柄です。学歴・職歴は正式な名前で正確に書き、志望動機はそのお店を選んだ理由を1〜2文で、本人希望記入欄には勤務できる曜日と時間帯を具体的に書きます。

アルバイトの履歴書で、お店が見ているところ

アルバイトの採用で、履歴書を読んだ担当者がまず確かめるのは、次の2つです。

  • いつ・どれくらい働けるか(曜日・時間帯・週の日数・いつから始められるか)
  • 仕事に合った経験や人柄があるか(接客の経験、続けてきたこと、通いやすさ)

正社員の採用とちがい、アルバイトでは「シフトに入れるかどうか」が採用の決め手になることが少なくありません。同じくらいの経験の応募者が2人いたら、お店が人を足りなくしている時間帯に入れる人が選ばれやすくなります。

そのため、アルバイトの履歴書では、本人希望記入欄(シフトの希望)を具体的に書くことと、欄を空けずに丁寧に埋めることがとくに大切です。字のきれいさや文章のうまさよりも、読み手が知りたいことが書いてあるかどうかで評価が分かれます。

書き始める前に用意するもの

書きながら調べると、年月の数え間違いや書き直しが増えます。先に次のものを手元にそろえておくと、迷わずに書けます。

  • 応募する求人の情報:お店の名前、募集している仕事(ホール・キッチンなど)、勤務時間帯
  • 学校の入学・卒業の年月:卒業証書や生年月日から数えられます
  • 前のアルバイト先の名前と期間:会社名とお店の名前(〇〇店)まで
  • 免許・資格の正式な名前と取得した年月
  • 証明写真:3か月以内に撮ったもの
  • 自分のスケジュール:学校・家庭・ほかの仕事の予定から、働ける曜日と時間帯

年は、西暦と和暦(令和など)のどちらで書いてもかまいません。ただし、1枚の履歴書の中ではどちらかに統一します。

基本情報(氏名・住所・連絡先・写真)の書き方

基本情報は、採用の連絡に使われる欄です。間違えると連絡が届かないので、正確さを優先します。

  • 氏名:戸籍上の漢字で書きます。ふりがなは、用紙に「ふりがな」とあればひらがな、「フリガナ」とあればカタカナにそろえます。
  • 住所:都道府県から、番地・建物名・部屋番号まで省略せずに書きます。郵便で届く住所と同じ書き方にしておけば、連絡や書類の送付で困りません。
  • 電話番号:日中につながりやすい番号(ふだん使っている携帯電話)を書きます。
  • メールアドレス:毎日見ているアドレスを書きます。学校のアドレスは卒業すると使えなくなるので避けます。

写真は、胸から上が写った正面向きのものを使います。アルバイトの応募なら、スーツでなくてもかまいません。襟のあるシャツなど、清潔感のある服装で、髪が顔にかからないようにします。飲食や接客の仕事では、清潔感がそのまま仕事ぶりの印象につながります。

学歴の書き方

学歴は、一般的には最終学歴の1つ前の学校から書きます。高校を卒業した人なら中学校の卒業から、大学を卒業した人なら高校の入学から書く形です。義務教育(小学校・中学校)の入学は書かなくてかまいません。

記入例(大学在学中の場合)

年月学歴・職歴
学歴
20214〇〇県立〇〇高等学校 入学
20243〇〇県立〇〇高等学校 卒業
20244〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学
現在在学中

学校名は「〇〇高校」と略さず、「〇〇県立〇〇高等学校」のように正式な名前で書きます。在学中の人は、最後の行に「在学中」と書きます。卒業の予定が決まっている場合は「〇〇年3月 卒業見込み」と書くこともできます。

途中でやめた学校は「中途退学」と書きます。理由は書かなくてもかまいませんが、面接で聞かれたときに一言で答えられるようにしておきます。

職歴(アルバイト歴)の書き方

職歴の欄には、これまで働いた会社やお店を、古い順に書きます。アルバイトの経験も書けます。アルバイトに応募するときは、応募する仕事に近いアルバイトや、長く続けたアルバイトを書いておくと、経験が伝わります。

記入例(アルバイト歴を書く場合)

年月学歴・職歴
職歴
20225株式会社〇〇 〇〇駅前店 入社(アルバイト)
ホールスタッフとして接客・レジを担当
20243株式会社〇〇 〇〇駅前店 退社
20246株式会社△△ △△店 入社(アルバイト)
現在に至る
以上

書き方のポイントは3つです。

  • 会社名とお店の名前を両方書く:チェーン店なら「株式会社〇〇 〇〇駅前店」のように、どこで働いていたかが分かるようにします。
  • 雇用形態を添える:「(アルバイト)」「(パート)」と書いておくと、正社員の経歴と区別がつきます。
  • 担当した仕事を1行で添える:「ホールスタッフとして接客・レジを担当」のように書くと、即戦力かどうかが伝わります。

今も働いている場合は、最後の勤務先の次の行に「現在に至る」と書き、さらに次の行の右端に「以上」と書いて締めます。職歴がまったくない場合は、職歴の見出しの下に「なし」と書いて「以上」で締めます。

免許・資格の書き方

免許・資格は、取得した順に正式な名前で書きます。たとえば「普通免許」ではなく「普通自動車第一種運転免許 取得」、「英検2級」ではなく「実用英語技能検定2級 合格」と書きます。

アルバイトでは、仕事に直接関係する資格がなくても問題ありません。書くものがないときは「特になし」と書きます。勉強中の資格がある場合は「〇〇検定 取得に向けて勉強中」と書いてもかまいません。

配達やデリバリーの仕事では運転免許、塾講師や家庭教師では英検・漢検などが、仕事に関係する資格として見られます。

志望動機・自己PRの書き方

アルバイトの志望動機は、長く書く必要はありません。「そのお店を選んだ理由」と「活かせること・続けられる理由」を、合わせて3〜5文ほどで書けば十分です。

「家から近い」「時給がいい」といった理由も、本当のことなら書いてかまいません。ただ、それだけだと「どこでもよかった」と受け取られます。通いやすさは「長く続けられる理由」として書き、そのお店ならではの理由を1つ加えると伝わり方が変わります。

例文(飲食店・学生)

以前から客として利用しており、忙しい時間でも笑顔で声をかけてくれるスタッフの方の接客に惹かれて応募しました。高校の3年間、文化祭の模擬店でお客様の呼び込みと会計を担当し、人と話すことが好きだと気づきました。自宅から自転車で10分の距離のため、平日の夕方から無理なく通い続けられます。

例文(スーパー・主婦)

子どもが小学校に上がり、平日の日中に働ける時間ができたため応募しました。貴店は日ごろから買い物で利用しており、売り場の配置にも慣れています。前職では事務の仕事で数字の確認を丁寧に行ってきたので、レジの正確さに活かせると考えています。

やらないほうがよいのは、「貴社の理念に共感し」のような、どのお店にも当てはまる言い回しだけで埋めることです。アルバイトの採用担当者は店長であることが多く、自分のお店をちゃんと見てくれているかを読んでいます。

本人希望記入欄(シフト・希望職種)の書き方

アルバイトの履歴書で、いちばん差がつくのがこの欄です。「貴社の規定に従います」だけで終わらせず、勤務できる曜日・時間帯・週の日数・勤務を始められる日を具体的に書きます。

記入例

ホールスタッフを希望いたします。
勤務可能日:月・水・金 17時〜22時、土 終日
週3〜4日の勤務を希望します。
11月1日から勤務できます。

募集している仕事が複数ある(ホールとキッチン、レジと品出しなど)場合は、希望する職種を1行目に書きます。どちらでもよい場合は「ホール・キッチンのどちらでも構いません」と書くと、採用の幅が広がります。

テスト期間や家庭の事情で働けない時期が決まっている場合は、先に書いておくほうが親切です。「〇月の試験期間(1週間)は勤務を控えたいと考えています」のように、期間をはっきり書きます。

日付の書き方と、出す前の確認

履歴書の日付は、郵送やメールで送るなら送る日、面接に持っていくなら面接の日を書きます。書いた日ではない点に注意してください。

出す前に、次の5つを見直します。

  • 日付が提出日になっているか
  • 氏名・住所のふりがなが、用紙の表記(ひらがな・カタカナ)にそろっているか
  • 電話番号・メールアドレスに打ち間違いがないか
  • 学歴・職歴の年月が数え間違っていないか(入学と卒業の年が合っているか)
  • 写真が貼ってあるか(データの場合は写真枠に入っているか)

履歴書バイトで作る場合

このサイトの作成ツールでは、ここまでの欄を順番に入力すると、履歴書のPDFができあがります。

  • 様式:「バイト用」を選ぶと、本人希望記入欄の代わりに「就労を希望する曜日・時間帯」の欄が入ります。勤務できる曜日を押して選び、希望する時間・勤務開始できる日・週の勤務日数を入力すると、曜日の表に○が付いた形で出力されます。希望職種を書きたいときは、志望動機の欄に書くか、本人希望記入欄のある「写真あり」の様式を選んでください。
  • 学歴:「生年月日から自動計算する」を押すと、最終学歴に合わせて入学・卒業の年月が入ります(中学校から書くかどうかも選べます)。学校名は自分で正式な名前に書き換えてください。
  • 職歴:「会社やお店の名前」に「株式会社〇〇 〇〇駅前店」のように入力し、「入社の書き方」で「入社(アルバイト)」を選ぶと、PDFには「株式会社〇〇 〇〇駅前店 入社(アルバイト)」と出ます。「いつまで」を入れると「退社」の行が、「現在も勤務中」にチェックを入れると「現在に至る」の行が入ります。職歴を1件も入力しない場合は、PDFに「職歴」の見出しと「なし」の行が自動で入ります。
  • 写真:スマホの写真を選ぶか、その場で撮影して、指で顔の位置と大きさを合わせます。AIで、スーツを着て薄い水色の背景にした証明写真に加工することもできます(顔は変わりません)。
  • 志望動機:「AIで下書きを作る」に性格・強み・経験を入力すると、300〜350字ほどの下書きができます。下書きは志望動機の欄の内容と置き換わるので、先に書いた文章がある場合は控えておいてください。

会員登録をしなくても、PDFの保存まで使えます。

よくある質問

バイトの履歴書は手書きでないとだめですか?
指定がなければ、パソコンやスマホで作ったものでかまいません。求人に「手書き」とあるときだけ手書きにします。
バイトの履歴書は、コンビニやお店で売っているものでもいいですか?
かまいません。指定がなければ、市販の履歴書でも、ツールで作ってPDFを印刷したものでも使えます。
学生の場合、ほかのアルバイト歴は書いたほうがいいですか?
書いて損はありません。とくに応募する仕事に近いアルバイト(飲食から飲食など)は、経験として伝わります。
修正テープや二重線で直してもいいですか?
履歴書は修正しないで書き直すのが基本です。手書きの場合は、間違えたら新しい用紙に書き直してください。
履歴書を送る前に、何を確認すればいいですか?
日付、ふりがな、連絡先の電話番号とメールアドレス、学歴・職歴の年の数え間違い、写真の貼り忘れの5つを見直してください。

欄の順番どおりに入力するだけで、履歴書ができあがります

入力欄に沿って埋めるだけで、履歴書のPDFができあがります。会員登録しなくても使えます。

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参照した情報

運営 オルグロー株式会社(運営会社)。この記事は「履歴書バイト」の編集部が制作しています。詳しくは編集方針をご覧ください。

例文について 記事内の店名・日付・数字は記入例です。特定の個人の経歴ではありません。応募先の募集要項に指定がある場合は、そちらを優先してください。