日雇い・単発バイトの履歴書|必要な場面と、職歴へのまとめ方

この記事の結論
アプリで応募する単発バイトでは、履歴書がいらないことがほとんどです。派遣会社に登録するときや、長期のアルバイトに応募するときは履歴書を使います。日雇いの経験を職歴に書くときは、1日ずつ書かずに、派遣会社ごとか期間ごとにまとめ、どんな仕事をしたかを1行添えます。
日雇い・単発の仕事に、履歴書は必要か
日雇い・単発のアルバイトといっても、応募のしかたはいくつかあり、履歴書が必要かどうかもそれによって変わります。
働き方と、履歴書が必要かどうかの目安
| 働き方 | 履歴書 | よくある流れ |
|---|---|---|
| スキマバイトのアプリで応募 | いらないことがほとんど | アプリに登録した情報で、そのまま応募・勤務 |
| 派遣会社に登録して働く | 会社によって必要 | 登録フォームへの入力や面談のあと、仕事を紹介される |
| お店や会社の短期募集に直接応募 | 必要なことが多い | 履歴書を出して面接を受ける |
| 日雇いの経験を持って、長期のバイトに応募 | 必要 | 日雇いの経験を職歴に書くかどうかを考える |
アプリで応募する単発バイトは、アプリに登録した名前や生年月日などの情報を使うため、履歴書を出さないことがほとんどです。一方、派遣会社に登録するときや、お店の短期募集に直接応募するときは、履歴書や、それと同じ内容の登録フォームを求められます。
なお、30日以内の期間で派遣会社から派遣される「日雇い派遣」は、法律で原則として禁止されています。学生や60歳以上の人などは例外として認められているため、派遣会社に登録するときに、学生かどうかなどを確かめられることがあります。
日雇いの経験は職歴に書くか
日雇い・単発の経験は、職歴に書いても、書かなくてもかまいません。判断の目安は次のとおりです。
- 書いたほうがよい:ほかに職歴がない、日雇いの期間が長い(数か月以上)、応募する仕事に近い(倉庫の仕事に応募するときの倉庫での単発経験など)
- 書かなくてもよい:長く続けたアルバイトがほかにあり、日雇いは数日だけ、応募する仕事と関係が薄い
何も書かないと、その期間は「働いていなかった期間」に見えます。日雇いでも働いていたなら、まとめて書いておくほうが、面接で聞かれたときに説明しやすくなります。
職歴への書き方は「まとめる」
日雇いの経験を、働いた日ごとに1行ずつ書くと、履歴書の職歴の欄がすぐに埋まってしまいます。まとめて書くのが基本です。働き方によって、まとめ方が2通りあります。
派遣会社に登録して働いた場合
派遣で働いた場合、雇い主は派遣会社です。派遣会社ごとに、登録した時期と、主にどんな仕事をしたかを書きます。
記入例
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 職歴 | ||
| 2024 | 4 | 株式会社〇〇(人材派遣会社)に登録 |
| 倉庫内での仕分け・検品、イベント会場の設営などに単発で従事 | ||
| 現在に至る | ||
| 以上 |
アプリなどで、いろいろな会社の単発の仕事をした場合
働いた会社がたくさんある場合は、期間でまとめて書きます。
記入例
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 職歴 | ||
| 2024 | 6 | 単発のアルバイトに従事(〜2025年3月) |
| 飲食店のホール、倉庫内作業、イベントスタッフなど約40回 | ||
| 以上 |
回数や代表的な仕事を書くと、どれくらいの経験があるかが伝わります。回数が正確に分からなければ、「約」をつけるか、仕事の種類だけを書きます。職歴の行数を減らすほかの方法は、履歴書の職歴が多いときの書き方も参考になります。
日雇いの経験は、自己PRに活かせる
日雇い・単発の仕事は、毎回ちがう現場で、初めて会う人と働くのがふつうです。この経験は、長期のアルバイトに応募するときにも、ちゃんとした強みになります。
- 新しい環境にすぐ慣れる:毎回ちがう現場で、その日のうちに仕事を覚えてきた
- いろいろな仕事を知っている:飲食・倉庫・イベントなど、複数の仕事を経験した
- 時間を守る:遅刻やドタキャンをせず、約束した日に働いてきた
自己PRの例文
この1年間、単発のアルバイトで倉庫内作業やイベントスタッフなど、約40の現場で働いてきました。毎回はじめての職場でしたが、最初に仕事の流れを確認し、分からないことはその場で聞くようにして、当日中に一人で作業できるようになることを心がけてきました。これからは一つのお店で長く働き、仕事を深く覚えたいと考えて応募しました。
長期のアルバイトに応募するときは、「なぜ今、長く働きたいのか」を一言添えると、すぐに辞めてしまうのではという心配をやわらげられます。
派遣会社の登録フォームを書くときのポイント
派遣会社に登録するときは、履歴書のかわりに、会社のWebフォームや登録用紙に入力することが多くあります。項目は履歴書とほぼ同じですが、次の点に気をつけると、合う仕事を紹介してもらいやすくなります。
- 働ける曜日・時間帯:「平日の日中」「土日のみ」など、できるだけ具体的に入力します。登録したあとで変わったら、早めに連絡します。
- できる仕事・できない仕事:重いものを持てない、立ち仕事が長いと難しい、などがあれば先に伝えます。紹介されてから断るより、ずっと手間がかかりません。
- 通える範囲:「自宅から電車で40分以内」のように書くと、遠すぎる仕事を紹介されずに済みます。
- 資格・経験:フォークリフトの免許や、イベントスタッフの経験などは、紹介される仕事の幅を広げます。
日雇いから長期のアルバイトに移るときの志望動機
日雇い・単発の仕事を続けてきた人が、長期のアルバイトに応募するときは、「なぜ今、一つのお店で長く働きたいのか」を書くと、すぐに辞めてしまうのではという心配をやわらげられます。
例文(倉庫の長期アルバイト)
これまで単発のアルバイトで、いくつかの倉庫で仕分けや検品の仕事をしてきました。その中で、同じ職場で仕事を深く覚え、任される範囲を広げていきたいと考えるようになり、長期で働ける貴社に応募しました。毎回はじめての現場で作業の流れをすぐに覚えてきた経験を活かし、早く戦力になれるよう努めます。
単発の仕事で経験した内容のうち、応募する仕事に近いものを1つ挙げると、経験があることがはっきり伝わります。
面接で日雇いの経験を聞かれたら
職歴に日雇いの経験を書くと、面接で「どんな仕事をしていましたか」「どうして単発の仕事を選んでいたのですか」と聞かれることがあります。
- どんな仕事をしていたか:多かった仕事を2〜3つ挙げ、その中で覚えたことを一言添えます。
- なぜ単発だったのか:「学校の予定が不規則だった」「次の仕事を探しながら働いていた」など、事情を正直に答えます。
- これからどう働きたいか:「これからは長く一つのお店で働きたい」と、応募した理由につなげます。
単発の仕事を続けてきたことは、遅刻せずに約束の日に働いてきた証拠でもあります。引け目に感じず、経験として話しましょう。
気をつけたいこと
- 働いた期間をごまかさない:単発の仕事を「長期で働いていた」ように書くと、面接で話がかみ合わなくなります。
- 派遣と直接雇用を区別する:派遣で働いた現場の会社名を、自分の勤め先のように書かないようにします。勤め先は派遣会社です。
- 応募先の求人をよく読む:「長期で働ける方」を求めている求人に、短期間だけ働きたいと伝えると、条件が合わないことがあります。
履歴書バイトで作る場合
このサイトの作成ツールでは、職歴の画面で入力した名前のあとに、PDFでは必ず「入社」が付きます(「入社(アルバイト)」「入社(パート)」も選べます)。日雇いの経験を入れるときは、次のように使い分けてください。
- 派遣会社に登録して働いた場合:「会社やお店の名前」に「株式会社〇〇(人材派遣会社)」と入れ、登録した年月を「いつから」に入れます。続けている場合は「現在も勤務中」にチェックを入れると、「株式会社〇〇(人材派遣会社) 入社」「現在に至る」と出ます。
- アプリなどで単発の仕事をまとめて書きたい場合:職歴の欄に入れると「入社」が付いてしまうため、職歴には入れず、志望動機・自己PRの欄で「この1年間、単発のアルバイトで〜」と経験を書く方法をおすすめします。
職歴を1件も入力しない場合、PDFには学歴のあとに「職歴」の見出しと「なし」の行が入り、「以上」で締まります。