バイト・パートを掛け持ちするときの履歴書|職歴と本人希望欄の書き方
この記事の結論
掛け持ちで応募するときは、今続けているアルバイトも職歴に書き、最後に1回だけ「現在に至る」と書きます。本人希望記入欄には、今の仕事と重ならない、応募先で働ける曜日と時間帯を書きます。掛け持ちを隠して採用されると、シフトが組めずにトラブルになるので、最初に伝えるのが基本です。
掛け持ちは、最初に伝えるのが基本
アルバイトやパートを掛け持ちすること自体は、珍しいことではありません。ただ、掛け持ちしていることは、履歴書で最初に伝えておくのが基本です。
お店にとっていちばん困るのは、採用したあとで「その曜日はもう一つのバイトがあって入れません」と分かることです。最初から分かっていれば、お店はそれを前提にシフトを考えられます。掛け持ちを隠して採用されても、結局はシフトの相談で伝えることになり、そのときのほうが印象は悪くなります。
伝えるべきなのは、次の2つです。
- 今どこで、どれくらい働いているか(職歴の欄)
- 応募先では、いつ働けるか(本人希望記入欄)
職歴の書き方:「現在に至る」は最後に1回
今続けているアルバイトも、職歴の欄に書きます。2つ以上のアルバイトを今も続けている場合は、入社した順に書き、最後に1回だけ「現在に至る」と書きます。
記入例(2つのアルバイトを今も続けている)
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 職歴 | ||
| 2024 | 4 | 株式会社〇〇 〇〇店 入社(アルバイト) |
| レジ・品出しを担当(週3日) | ||
| 2025 | 6 | 株式会社△△ △△店 入社(アルバイト) |
| ホールスタッフとして接客を担当(土日) | ||
| 現在に至る | ||
| 以上 |
「現在に至る」は、「ここまでの職歴が今も続いている」という意味の締めの言葉です。それぞれの仕事のあとに書くと、読みにくくなります。どちらも続けていることは、担当の行に「(週3日)」「(土日)」と添えると、はっきり伝わります。
正社員の仕事をしながらアルバイトを掛け持ちする場合も、書き方は同じです。正社員の勤め先を先に書き、アルバイトをそのあとに書きます。
本人希望記入欄の書き方:重ならない曜日を書く
本人希望記入欄には、今のアルバイトと重ならない、応募先で働ける曜日と時間帯を書きます。今のアルバイトの曜日もあわせて書いておくと、なぜその曜日なのかが伝わります。
記入例
現在、別の店舗で土日にアルバイトをしています。
貴店では、月・水・金の17時〜22時に勤務できます。
週3日程度の勤務を希望します。
今のアルバイトのシフトが毎週変わる場合は、「現在のアルバイトのシフトは月ごとに決まるため、毎月〇日までにご相談させてください」のように、どう調整するかを書くと、お店も安心できます。
志望動機の書き方と例文
掛け持ちで応募するときの志望動機は、ふつうの志望動機に「なぜもう一つ働きたいのか」を1文加えます。理由は、収入を増やしたい、空いている曜日を活かしたい、ちがう仕事も経験したいなど、正直なもので構いません。そのうえで、今の仕事との両立に無理がないことが伝わるようにします。
例文(平日は別のバイト、週末に飲食店)
現在は平日の夕方にスーパーでレジのアルバイトをしており、空いている土日を活かして働きたいと考え応募しました。貴店は家族とよく利用しており、週末の忙しい時間でもスタッフの方の連携がよく、気持ちよく食事ができるお店だと感じていました。レジで身につけた正確さと、お客様への声かけを活かして、ホールの仕事に取り組みたいです。
例文(正社員の仕事をしながら、早朝に品出し)
平日は会社員として働いていますが、出勤前の早朝の時間を活かして働きたいと考え応募しました。勤め先の就業規則で副業が認められていることは確認済みです。朝6時から8時までの品出しであれば、本業と重なることなく、毎週安定して勤務できます。
正社員の仕事をしている場合は、「副業が認められていることを確認済み」と一言添えると、お店も安心して採用できます。本業の繁忙期(決算期など)に働ける日が減る見込みがあれば、それも面接で伝えておきます。
シフトの組み方の考え方
掛け持ちでいちばん大切なのは、2つの仕事のシフトがぶつからないことです。応募する前に、次のように考えておくと、本人希望記入欄も書きやすくなります。
- 曜日で分ける:「平日はA、土日はB」のように曜日で分けると、シフトがぶつかりにくく、いちばん安定します。
- 時間帯で分ける:「朝はA、夕方はB」のように分ける場合は、移動の時間も考えて、間に余裕をもたせます。
- シフトの決まり方を合わせる:片方が月ごと、もう片方が週ごとにシフトを決める場合、決まるのが早いほうを先に出し、もう片方は空いているところに入れる、という順番を決めておきます。
どちらのお店にも、「もう一つの仕事のシフトが決まり次第、すぐにお伝えします」と伝えておくと、急な変更でも相談しやすい関係になります。
面接で聞かれやすいこと
掛け持ちを伝えると、面接でいくつか確認されることがあります。答えを準備しておきましょう。
- 「体力的に大丈夫ですか」:1週間に何時間くらい働く予定か、休みの日をどう取るかを答えます。
- 「急にシフトを頼んだら入れますか」:入れる曜日・入れない曜日をはっきり答えます。無理に「入れます」と言わないほうが、あとで困りません。
- 「もう一つのバイトを辞める予定はありますか」:予定があれば時期を伝えます。辞める予定がなければ、そのまま伝えます。
- 「どうして掛け持ちしたいのですか」:「学費のため」「空いている平日を活かしたい」など、正直な理由で構いません。
掛け持ちをやめるとき・増やすとき
働き始めたあとで、掛け持ちの状況が変わることもあります。どちらの場合も、早めにお店に伝えることが大切です。
- もう一つの仕事を辞めるとき:働ける曜日が増えるなら、「来月から火曜日も入れます」と伝えると、シフトを増やしてもらえることがあります。
- 新しく仕事を増やすとき:今のお店のシフトに影響が出るなら、新しい仕事を始める前に相談します。採用されてから急にシフトを減らすと、お店が困ります。
- 体調がつらくなったとき:無理を続けると、どちらの仕事にも迷惑がかかります。どちらかのシフトを減らす相談を、早めにします。
掛け持ちで気をつけたいこと
- 働く時間の合計:働く時間は、法律上は2つの勤め先の分を合わせて考えます。無理なシフトにならないよう、1週間の合計時間を自分でも把握しておきます。
- 税金の書類はどちらか一方に:給与にかかる税金の手続きで使う「扶養控除等申告書」は、1か所の勤め先にしか出せません。どちらをメインにするか決めておき、もう一方には出さないことを伝えます。
- 扶養の範囲で働く場合:2つの勤め先の収入を合わせて考えます。扶養の範囲で働きたいときは、本人希望記入欄に「扶養の範囲内での勤務を希望いたします」と添えます。
- 正社員の副業:正社員の仕事をしている場合は、勤め先の就業規則で副業が認められているかを先に確かめます。
正社員として働きながら副業をする場合の書き方は、副業・ダブルワークの履歴書の書き方も参考になります。
履歴書バイトで作る場合
このサイトの作成ツールでは、続けているアルバイトを入社した順に入力し、2つとも「現在も勤務中」にチェックを入れてください。PDFは「〇〇 入社」「△△ 入社」「現在に至る」の順になり、「現在に至る」は職歴の最後に1回だけ入ります。
「(週3日)」「(土日)」のような担当の行は入れられないので、会社やお店の名前の欄に「株式会社〇〇 〇〇店(アルバイト・週3日)」のように添えるか、志望動機・自己PRの欄で伝えてください。シフトの希望は、「バイト用」の様式なら勤務できる曜日を押して選べます。